退職日が決まったら、あとは何も考えず最終日まで働くだけ!とはいかないのが現実です。
「他の先生や保護者に退職をどう伝える?」「退職日にプレゼントは渡す?」「退職届はどうする?」など悩みは次々出てきます。
今回はそんな悩みを解決するために、退職日までにやることについてまとめました。
この記事をみれば、退職日までの見通しが立って、円満退職にもつながります。
実際に4回の退職経験がある私が、経験をもとにお伝えしてしていきます。
退職を上司や園長に伝える手順についてはこちら▼
退職日までにやること
退職日まで期間があるから…と安心していると意外とあっという間に退職日を迎えてしまいます。
退職直前に慌てることがないよう見通しをもっておきましょう。
退職届の提出
退職意志を伝える書類は3種類あります。
なんだかややこしいですが、それぞれ提出するタイミングや意味が違うので、間違えないように気をつけましょう。
◎基本的に退職を申し出るときに提出するもの。
必ずしも必要ではないですが、提出することで退職の意志の強さを示せます。
提出のタイミングは直属の上司や園長に退職を伝えるタイミングになるので、3か月前が目安。
◎園側から退職の承認を得た後で提出するもの。
提出することで退職を確定することができます。
提出した後に退職の取り消しはできないので注意しましょう。
提出するタイミングは園側に確認しておくとスムーズです。
(園によっては書類の書式が決まっている場合もあります)
公務員や会社役員の方が退職を希望するときに提出するもの。
地方自治体運営の公立の保育園や保育施設で働く保育士さんは、退職願のかわりに辞表を提出します。提出時期については退職願と同様で、早めに伝えましょう。
退職届や退職願の書き方についてはこちらの記事へ▼
他の先生に退職を伝える
園長に話して退職が決まってから、他の先生に伝えるという順番です。
園長に話した後でも「退職が決まった」とすぐに他の先生に伝えるのは控えましょう。
園にも運営の事情がありますので、公表する時期についても園長に確認しておくと安心です。
私自身、こども園を年度末(3月末)で退職した経験があります。
1月頃には園長に退職の意向を伝えていましたが、他の先生に伝えられたのは、来年度の担当クラスが発表される3月でした。そのタイミングで他の先生の退職のことも聞くことに。
先生同士で来年度の話題も増えてくる中、退職することを黙って働き続ける期間はなんとなく心苦しかったです…。
それでもタイミングや伝える順序が悪いと、混乱を招いたり、信用が落ちたりする可能性もありますので注意しましょう。
子どもや保護者に伝える
次に伝えるのが子どもたちや保護者の方たちです。
今まで一緒にいた先生がいなくなってしまうのは、子どもたちにとってかなしいこと。
保護者の方も自分の子どもを担当してくれた先生がいなくなり、担当が変わることに対して不安を持つことも。
だからこそ伝えるタイミングや伝え方には注意が必要です。
全体に伝える前に誰かに伝えてしまい、退職することがうわさで人づてに広まっていく…なんて最悪です。
必ず園長や上司に伝えるタイミングや方法など、相談や確認をしてから伝えましょう。
保護者全体に直接伝える機会がない場合、全体に同じタイミングで伝えられるようにおたよりなどの書面で伝える場合が多いです。
退職を公表してからも、これまでと変わらない笑顔で接していくよう心がけていきましょう。
引き継ぎ
あとは他の先生を信じておまかせ!と投げ出したい気持ちもわかりますが、円満に退職するためにも、最後まで責任をもって引き継ぎ業務をしましょう。
自分が抜けたとき、次に担当する先生たちが困らないようにすることが大事です。
自分が担当していたクラスの子どもや家庭の情報はもちろん、担当していた係のこと、用具や書類がある場所など丁寧に伝えておきましょう。
「口頭だけだと伝わりにくい」「引き継ぎの時間があまりとれない」「次の担当が決まっていない」といった場合は、前もって書類やマニュアルにまとめておくと引継ぎがスムーズです。
上司にも引き継ぎの進行具合を報告するなど、マメなコミュニケーションをはかっていきましょう。
退職日に渡すプレゼントの準備
退職日に何か持って行ったほうがいいのかな?なんて疑問も…
プレゼントより大切なのは感謝の気持ちを伝えること!とはいっても気になりますよね。
保護者や子どもたちへ手紙やプレゼントを用意する?
→お金のかかる物のやりとりは禁止している園も多いです。
渡すにしても手紙や簡単な製作物あたりが良いかと思います。
(※個人的なプレゼントに園の画用紙などは使ったらダメですよ)
プレゼントに労力かけるあまり、引き継ぎや業務がおろそかに…なんてことはないようにしましょう。
先生方に個別でプレゼントを用意する?
全体に配れる菓子折りやプチギフトは必要かと思います。
「何も気をつかわなくていいからね」といった声をかけられても、菓子折りは用意しておきましょう。
プラスして個別のプレゼントを渡すかは、先生同士の関係性や、昨年までの流れ(今まで退職する人が渡しているかなど)もかかわってくるので何ともいえません…
他に同じタイミングで辞める先生がいる場合は、そこの兼ね合いもあるので余計に気を遣うことも…
感謝の気持ちをしっかり伝えることだけは忘れずに。
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退職プレゼント選びに迷っている方はこちらの記事へ▼
おわりに
今回は退職までにやることについてまとめました。
大切なのは職場の人たちへの配慮と感謝の気持ちを忘れないこと。
退職間際で慌てることのないよう、準備や引き継ぎをしっかり進めていきましょう。
これから転職活動について考えている方は他の記事も参考にしていただければと思います。
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