【円満退職の方法】最重要ポイント‼︎保育士のための退職の伝え方

退職意志の伝え方 退職

迷って悩んで退職することを決めたけど、いつ伝えればいいの?どうやって伝えればいいの?という疑問や不安が大きい…

できればなるべく迷惑をかけず、失礼のないように伝えたい…

そんなあなたのために、退職の意志を伝える手順やポイントをまとめました。

私自身今まで4回もの退職を経験してきたので、退職を伝えるときの緊張感はよくわかります。

退職に向けての最初のだいじな一歩。

この記事を参考にしながら確実に進んでいきましょう。

STEP1 退職意志を伝える前に

退職を決めたからといって、勢いまかせに退職意志を伝えにいくのは待ってください!

しっかり準備やイメージをしておきましょう。

退職の時期を決めておく

カレンダーの写真
画像はイメージ

まずは退職の時期を決めておきましょう。

1番理想的なのは年度が変わるタイミング(3月末)です

でも心身の不調や家庭の理由でそこまで待てない場合も多いですよね。

その場合はなるべく行事などで忙しくない時期を選べると良いです。

なるべく他の職員の方たちの負担にならないよう思いやりの心を忘れずに。

中には退職の時期は上司と相談してから決めようと考える方もいるかもしれません。

引きとめられてズルズルと退職時期が延びてつらい…なんてことにならないよう、しっかり決めて意志を固めておきましょう。

Point

・退職日まで最低でも1か月以上はとれるように時期を決める。

・退職意思は早めに伝えることが大切。

退職理由の伝え方を決めておく

退職を伝えた時に必ずといっていいほど退職理由は聞かれます。

それぞれの理由に合わせた理由の伝え方についてまとめました。

結婚出産引っ越しなど→事実ならそのまま伝えればOK

◎介護など家庭の事情の場合→伝えることに抵抗がない範囲で伝える

体の不調の場合→治療に専念したい+保育士としての責務を考えての決断ということ

転職を決めた→新しいことに挑戦したいという前向きな姿勢をみせる
(転職先がが決まっている場合、引きとめもされにくくなります)

◎労働条件が悪い、人間関係が悪いなど、園への不満やネガティブな理由
→不満をぶつけてしまいたい気持ちもあるかもしれませんが、グッと我慢してポジティブな理由や角の立たない個人的な理由に言いかえましょう。
ただ、結婚・引っ越しなど事実ではないことを理由にするのはやめたほうが良いです。

残りの働く期間、上司と険悪なムードの中で働くのは避けたいですよね。

とくにネガティブな理由の場合、聞かれたときにパッと当たり障りのない理由が出てこないことがあります。俳優になったつもりで何回もイメージトレーニングしておきましょう!

Point

・園への不満などネガティブな理由は、当たり障りないポジティブな理由に変換。

・結婚、引っ越しなどバレやすい嘘はNG。誠意をもって伝えることが大事。

退職願を書いておく

退職願とは

◎基本的に退職を申し出るときに提出するもの。

必ずしも必要ではないですが、提出することで退職の意志の強さを示せます。
提出のタイミングは直属の上司や園長に退職を伝えるタイミングになるので、3か月前が目安

必ずしも必要ではないですが、礼儀に厳しい園や、退職を伝えてもだいぶ渋られそうな場合などは用意しておいたほうが安心かもしれません。

書き方についてはこちらの記事を参考にしてください▼

STEP2 退職を伝えよう

イメージトレーニングができたら、いよいよ伝えるときです。

退職意志を伝える時期

スケジュール帳とボールペンの写真
※画像はイメージ

民法上では退職日の2週間前までとなっていますが、2週間だと引き継ぎも何もできないので避けましょう。

園の規定で『退職意志は○ヶ月前までに伝える』というのが定められていることもあります。

その場合その規定の期間より前に伝えておきたいですね。

規定がわからないときは一般的な目安でもある3か月以上前にしましょう。

直属の上司から声をかける

園にもよりますが、夏から秋にかけての時期に来年度の勤務継続について面談等で確認される場合が多いので、その面談で伝えられれば1番スムーズです。

でも時期がずれていたり、面談の機会がない場合もありますよね。

その場合、いきなり園長に伝えよう!ではなく、直属の上司(主任など)に通してから、園長と話す時間をとってもらうのが安心です。

忙しい上司を業務中に引きとめて「ちょっと今よろしいですか」といきなり切り出すと迷惑になる場合があります。

前もって「お話ししたいことがあるので、お時間いただけないでしょうか」と伝えて上司にアポをとっておきましょう。(直接アポを取るのが難しければメールでも。)

この段階では特に退職についての話ということは伝えません。

退職についての話は必ず直接伝えるようにしましょう。

上司、園長に切り出す

会議室のテーブルと椅子の写真
※画像はイメージ

話をする場所は、他の職員がいないところでお願いしましょう。

(退職の意志を上司に伝える前に他の先生たちに伝えるような行動は控えたほうがいいです。)

最初の言葉は『お詫びのクッション言葉+退職意思』

「突然で申し訳ないのですが、退職させていただきたく、本日はお時間をいただきました」といった感じで伝えましょう。

「退職しようと考えてまして…」など曖昧な感じで伝えると、退職するか悩んでいると勘違いされて、引き止められてしまう可能性が高いです。

結果、退職の交渉が長引いて、上司に無駄な手間と時間を取らせてしまうことにもなりますので、意志は固まっているということをしっかり伝えましょう。

ただ、自分の都合だけを主張する言い方は上司も良い気がしないので注意しましょう。

退職理由を聞かれたら、STEP1のイメージトレーニングどおり伝えます。

クッション言葉に申し訳なさそうな表情も添えつつ…です。

引きとめられた場合

退職の意思をはっきり伝えても、なんとか引きとめようと色々声をかけられることもあります。

せっかく一緒に頑張ってきたのに…(情に訴えかけられるパターン)

給料アップも考えてる(労働条件をよくする提案)

来年○○をあなたにお願いしたいと思っている(頼りにしているアピール)

引きとめられるとなんだかんだ嬉しくて、気持ちが揺らぎそうになるのもわかります。

それで退職したい理由がすっきり解決されるなら、誘いにのるのもありですが、おすすめはしません。

引きとめていただいたことにはしっかり感謝。

悩んで決意した自分の意志を信じて、しっかり貫いてみせましょう。

「ちょっと考えさせて」と持ち帰られた場合

個人的にはこれが1番困るパターンです。

このときの上司の考えとしては

単純に今後の園のことを考えて困っている(人手不足)

時間を稼いであなたが退職を諦めるか引きとめる術を考えている

退職はあなたの自由で、園の人員確保や運営は上司の仕事です。

「私が辞めることで迷惑をかけている…」と思いすぎなくて大丈夫。

あくまでも退職意志は決まっていて揺らがないというアピールをしておきましょう。

さいごに

今回は退職意志を伝える流れについてまとめてきました。

伝えるうえで1番大切なのは、

✅退職の意志は固まっているということを誠意を持って伝える

✅自分の都合だけを押し付けず、上司や他の職員への配慮や感謝は忘れない

この2点だと思います。

もう関わることはないからといって、嫌な伝え方や辞め方をしてしまうと、自分で自分の首を絞めてしまうだけです。

(退職までの期間の居心地が悪くなったり…退職後に書類の発行のお願いが必要になったり…)

なるべく円満退職を目標にがんばっていきましょう。

伝えることができたら次のステップへ▼

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