【重要】園見学で保育士が確認・質問するべきポイント7選

転職

保育士が就職や転職で働く園を決めるとき、どんな園か知るためにさせてもらう園見学。
限られた時間の中で、園の特徴や自分に合うかをしっかり見極めたいですよね。

でも見学するときに見るポイントや質問するポイントがわからない…、
そして働くならなるべくゆとりのある働きやすい園を選びたい…

そんな方に、実際に転職で園見学を重ねた保育士が、確認するべき7つのポイントをご紹介します。
(私が実際に働いてきた園での経験談もふまえてお伝えしています)

就職・転職を考えている保育士さんだけでなく、お子さんが通う園選びを考えている保護者の方にも参考にしていただける内容です。

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園見学で確認するべきポイント7選!

1.子どもの人数に対して保育者の配置人数にゆとりがあるか

保育施設では、厚生労働省や自治体によって定められた、園児の人数に対して配置する職員の人数の規定を守らなければいけません。

でも実際に就職してみると人手不足でギリギリの人数の時間があったり、他の先生がおむつ替えや保護者対応をしている間、1人で大人数をみないといけなかったり…

配置基準の人数はあくまでも最低人数。
特に乳児クラスは保育者の人数にゆとりがあるに越したことはありません。

私が過去に働いていた園では、保育士の人手不足で保育中はトイレにも行けない、高熱が出ても休めないといった状態でした。

働く保育士側も、預ける保護者の立場からしても、人数や気持ちにゆとりがある保育のほうが安心ですよね。

園に見学に行ったときは、職員全体の人数だけでなく、クラスごとの保育者の配置人数も気にしてみましょう。

2.園内がある程度綺麗で、手入れが行き届いているか

ほうきとモップとちりとりの写真

古くてもある程度(←ここ重要)綺麗に保たれているか。

毎日子どもたちが生活していれば汚れたり散らかったりするのが当たり前です。

なので個人的には綺麗すぎると、神経質な園なのかな…保護者が気にする人が多いのかな…と不安になります。(実際にタオルのたたみ方や物の配置まできっちり決められている施設もありました)

かといって明らかに掃除が行き届いていないのは危険です。
そんな環境だと気分がよくないだけでなく、子どもたちや自分の健康にも影響が出てくることも…

倉庫をあけると備品が積み上げられて今にも崩れ落ちそうな状態、掃除をする余裕がないほど他の業務が忙しすぎる園もありました。(経験談)

3.園庭の広さ・周辺地域の環境

園庭がある場合、園児数と園庭の広さのバランスが取れているかも確認しましょう。

園児数が多いわりに園庭が狭い場合、自由に園庭が使える時間が少ないことが考えられます。
晴れの日に園庭あそびがなかなかできないとなると、活動を考えるのが大変。

ただ近くの公園まで散歩にでかけるなど、園外保育を積極的に行っている園もあるので確認してみましょう。

個人的には園にプールがあるかも気になるポイントです。

4.書類やおたよりの作成方法

保育士は子どもとかかわるだけでなく、書類仕事も多くあります。

・連絡ノートや園だよりといった保護者向けの書類

・保育日誌や月週案、児童票といった園の書類

全てが手書きのところもありますし、パソコンやタブレット入力が基本のところなど園によって異なります。

子どもたちのためとはいえ、書類作成に追われ続けるのは避けたいところですよね。

書類の形式や文章量なども園によってだいぶ変わるので確認できそうなら確認しておくと安心です。

最近では、保育士さんが勤務時間中に子どもたちから離れて、書類作成や教材の準備等を行う時間を確保する『ノンコンタクトタイム』を取り入れる園も増えています。

5.園行事にどのくらい力を入れているか

園行事にどのくらい力を入れているかというのも園によって異なります。

子どもたちの成長・団結感が感じられる大事な園行事。

ですが行事に力を入れるあまり、準備のためにサービス残業つづきなんてことも…

実際、作品展などで見栄えを気にするあまり残業。子どもの作品展というより先生たちの作品展になってしまったこともありました…(またもや経験談)

園行事に対しての園としての考え方を聞いておくといいかもしれません。

行事ごとにピアノを弾く機会が多い園もありますので、気になる方は確認しておくと安心です。

行事のほかに、英語やリトミック、体操など外部講師を招いている園もありますね。

6.製作活動や壁面にどのくらい力を入れているか

子どもがクレヨンで絵を描いている写真

絵画や製作にどのくらい力を入れているのかというのも園によって変わります。

子どもたちの作品を掲示している園も多いので作品を見たり、製作活動をどのくらいの頻度や内容で取り組んでいるのか確認したりします。

また、園内に職員が作った壁面飾りが多い場合、持ち帰り仕事が多い可能性が高まります。

私が新卒で働いた園は、教室も廊下も壁面づくしで交換スパンが短い園でした。
壁面製作はわりと得意で好きな私でも、家で泣きながら作った記憶があるので、限度は大事です。

中には壁面飾りは毎年同じものを繰り返し使っているという園や、壁面飾りは最小限で家庭的な雰囲気を大切にしているという園もあります。

7.給食や食育について

こちらは園のホームページなどで確認できる場合が多いですが
完全給食か、お弁当持参の曜日があるのかなども確認しましょう。
(お弁当作りが多いのって大変ですよね…)

個人的には給食は園で作っているところがおすすめです。(給食費は高くなることが多い)

以前働いていた仕出しの弁当給食だった園。
メニューが煮物、酢の物、といった子ども受けの良くないメニューばかり…そして時間が経ってパサつく…
なかなか食べてもらえず、給食の時間が悩みの種だった経験があります。

食事は毎日のこと。食事のメニューや食べ方の様子も写真などで確認しておきましょう。
食育に力を入れている園も多いので取り組んでいることを聞いてみても良いと思います。

おわりに

今回は働きやすい園を選ぶための園見学で見るべきポイントを7つご紹介しました。

確認ポイント7選
  1. 子どもの人数に対して保育者の配置人数にゆとりがあるか
  2. 園内がある程度清潔で、手入れが行き届いているか
  3. 園庭の広さが園児数と見合っているか、周辺の環境は良いか
  4. おたよりなど書類作成の方法や量
  5. 園行事にどれくらい力を入れているか
  6. 製作活動や壁面飾りにどれくらい力をいれているか
  7. 給食や食育についてのこと

もちろん、就職を考えるうえで重視したいポイントは人それぞれ違うと思うので、こういう視点もあるんだという参考にしていただければ嬉しいです。

いざ見学に行くと緊張で何も質問できなかった…なんてことがないよう、確認したいポイント、自分のここだけはゆずれない!というポイントは事前にしっかり考えておきましょう。

あなたがキラキラと働ける、素敵な園と出会えますように。

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